お金は下手すると簡単に失ってしまいますが、体験によって得た力や思いは、いつまでも、自分の心の中、自分の頭の中にありますから、決して奪われる事はありません。だからこそ、体験にお金を使うべきだし、それが思い出と言うだれも奪えことが出来ない、大切な財産になると考えるべきなのです。
体験は投資になると書きましたが、これは必ずしも合理的な意味で言ってるのではなく、金銭ではない自分自身の豊かさにつながると言うことです。ただ、ひたすらお金をため込むよりも、今しかで体験できないことに、大いにお金を使うべきではないでしょうか。
ビジネスで成功しようと言うのであれば、資格を取得する以上に、人とのつながりを持つことが大切なのです。
多くの人と繋がれるような場と機会を持つことです。もちろん、そのために使うお金は惜しむべきではないと思いますが、出すのは必ずしもお金だけではありません。自分の労力を提供することも投資なのです。
誰か困っている人がいれば、アドバイスをしてあげる、自分にできることなら解決のために協力してあげる。あるいは解決できる能力を持っていそうな人を紹介してあげる、といった行動の数々です。
私は定年後に起業するときに、1番大事な事は、ギブファーストの精神だと言っていますが、まさに、この考え方が、人に投資すると言うことなのだと思います。
サラリーマン時代はあんなに嫌で嫌でたまらなかった。仕事はなぜ、今はこれほど楽しいのかと言うことを考えてみると、どんな仕事をするにしても、自分にほぼ100%の裁量権があるからでしょう。
好きなことを仕事にするということが大きな幸福感をもたらしてくれると言うのは全くその通りだと思います。一般的な趣味は、道楽と言うのは、仕事の合間にやるから、気分が変わって、楽しいわけで、四六時中やっていたのでは、それはもはや趣味ではなく、仕事です。
でもその仕事が本当に自分の好きなことだとしたら、これ以上楽しい事はないでしょう。
あなたが、あなた自身の最大のパートナーとして
いつも共感してあげていること。
それが、人生が自動ドアが次々と開くように
スムーズにうまく運ぶ秘訣だと思うんです。
毎日、姿を変えてゆく月。
その月のリズムは、自分自身の
見えない部分の潜在意識との対話を
サポートしてくれます。
新月には、本当に望んでいることに気づき、
満月には、本当は望んでいないことを手放してゆく。
ただ、わたしは20年以上、自己心理学を研究してきて、あるいは、日本で心の治療を続けてきて、自己満足も悪くない、誰も愛してくれなくても自分を愛せれば、かなりメンタルヘルスによさそうだと思えるようになってきました。 逆に言うと、自己満足のできない人、自分を好きになれない人、自分に厳しい人はいつも不満だし、人のこともなかなか好きになれないし、他人にも厳しくなるので、結局人に好かれないようです。
生きづらさとは経済的に逃げ道がない状態だということです。 学校という場所が苦しかったのも、会社で働くことが苦しかったのも、「自分が苦しいと感じる環境を離れる術を持ち合わせていなかったから」です。
持っているものを最小限まで減らす過程で、「自分にとっての正解の持ち物」を導き出せるようになること。
実際にものを手放してみると、気がつくことがあります。 それが、「幸せに暮らすために必要なものはそれほど多くない」ということです。 そのため、本当に必要なものだけを持って暮らせるようになると、身軽に暮らせるようになります。
自分自身に欲求が向いているということは、「自分が納得できるかどうか」が大きな欲求になります。
だからこそ、他人に振り回されずに自分の納得できることで生活を維持していくには、「一人でもお金を稼げるようになること」が最良の選択になるわけです。 最小限のものだけで暮らすミニマリストを目指すことは、そのための土台作りのようなものです。
他人の持っているものを羨ましいと瞬間的に感じることはあっても、「いまの自分にとっての正解を確信できるから」です。 自分なりの正解を考え直し続けているからこそ、自分の人生に集中できるようになります。