そなたが鍛錬し、培い身に付けたものはそなたのもの、決して奪われることのない一生の宝。されどその宝は分かち与えるほどに輝きが増すものと心得よ。

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私は、自分自身、寝ている時以外、すべて仕事だと思ってますから、見るもの、効くものは全部、私にとっては取材なのです。

 


人生の楽しみは、好きなことをしたり、欲しいものを手に入れて喜びを感じたりすることにあると言って良いでしょう。そして、その楽しみはそれぞれ違いますし、違った当然です。

 


そして、人がなんと言うが、やりたいことには、堂々とお金を使えばいいのです。

 


人生の目的は、お金持ちになることではなく、幸福になることなのですから、それが自分にとって幸福になる事なら、遠慮する事はありません。どんどんお金を使うべしです。

 


私は、いつも、50代の社員の人たちへの企業内研修において、「50歳になったら早く成仏しなさい」と言います。「成仏する」と言うのは、もちろん、比喩的な表現であり、具体的に言えば、会社でも立場とか出世を気にするのはやめよう、と言うことです。

 


人生でしなければならない1番大切な仕事は、思い出を積み重ねることです。最後に残るのは、結局それだけなのですから。

 


死ぬ間際になって、どれだけお金があっても、それは意味のないことです。それよりも、愛する家族や友人と一緒に過ごした思い出こそが、人生の最後に旅立つときに、本当に幸せ感をもたらしてくれるものではないでしょうか。そんな思い出を作るために、お金を使うのは、とても素晴らしい使い方だと思います。そうやって多くのいろんな体験をすることにお金を使うことで、たくさんの思い出を作ることができるからです。

 


投資と言うのは、新しい価値を生み出すために資金を投入することです。

 


それが、金銭的な価値に換算できるものであれ、そうでないものであれ、その人にとって価値のあるものを生み出すための手段であれば、それは立派な投資です。

 


体験がもたらしてくれる価値は、一体何かと言うと、それは思い出と言う無形の資産に加えて、判断力だと思います。これは仕事だけではなく、日常生活においてもそうですが、人生は選択の判断の連続です。自分にとって何を選択するのが最も良いか判断し続けなければなりません。

 


そして判断するには材料が必要です。この場合の材料と言うのは、単に条件のことを言っているのではありません。こういう条件の場合にこんな判断をしたら、どういう結果をもたらすか?というのが、判断のもとになる材料なのです。判断した結果がどうなるかと言う推測は、自分が経験してきた事からしか入ることができません。本を読むことで知識を得ることができますが、判断力は経験でしかいられないと思います。

 


つまり、体験すると言う事は、自分にとって最良の果実をもたらしてくれる判断力を手に入れるための投資と言い換えても良いのです。そして多くの体験を積めば、積むほど、優れた判断力を手に入れることができるわけですから、やはり経験をすると言う事は、立派な投資だと思います。

 


そなたが鍛錬し、培い身に付けたものはそなたのもの、決して奪われることのない一生の宝。されどその宝は分かち与えるほどに輝きが増すものと心得よ。