お金の交換価値は幅広い。お金を増やすためだけではなく、新たなスキルを手に入れたり、人間関係を広げたり、思い出や経験を手に入れたり、趣味にお金を投じて人生を豊かにすることを考えるべきだ。
私の取材してきた実感で言うと、50歳くらいから、「会社員の自分」のほかに、自分の個性にあった「もう1人の自分」をつくることが有効であると思っている。
いまの時代、非生産的に生きたほうがいいのです。
「お前、何やってんの?」って思われるくらい「ユニーク」な存在を目指すのです。
ステージなんて、飛び超えたっていいし、戻ったっていいし、今の場所広げたっていいじゃん
毎日の生活で疲れないよう、無理して働かないこと
お金を使わなくても足りている状況をキープするために、毎日を整えてみましょう。
「認められなくてもいい。自分で豊かな生活を手に入れよう」 と思えるようになれれば、お金に愛されるマインドに近づくことができます。
私たち日本人は、海に囲まれた島国にいるため、内側に向かう力が強い民族。 それゆえ、自分の内側に眠っているエネルギーを感じる力が強いといえます。 私たち日本人は、それぞれが自分の内面を知って、自分はどうしたいのかを探ることによって、自分の幸せの在り方が見えてくるのだと思います。
私の経験からいえることは、自分の内側と向き合うことがない限り、人生は幸福にならないということ。
人生を楽しむために、特別な事は何もありません。
「1人家にいて、静かに火を送り、本を読み、歌を歌い、香りを楽しみ、自然の景色を眺め、月や花を鑑賞し、植物を慈み、季節の移ろいを楽しみ、少しのお酒を嗜み、庭でとれた野菜を煮る。これらは、みんな心を楽しませ、気を養う助けになります。
貧しい人富める人も、こうした楽しみはいつでもできます」
たとえ貧しくとも、養生しながら楽しんで暮せば大きな幸せとなります。1日を過ごすのも長く感じられ、楽しみも多くなります。一年を通じて四季折々の楽しみがあり、日々限りない変化があり、ずっと興味を持って過ごすことができます。こうして歳を重ねていけば、楽しみは長くなり、長寿となるでしょう。
山に暮らす人は、人との交際が少なく、静かで元気を蓄え、不便さゆえに、欲少なく結果、長寿になる。