人生においても悲しい出来事が起こったり、病気になるといった状況に陥ったとき、部屋が片付き、時間にゆとりがあり、よい人間関係に恵まれていると、余裕を持って対応し、自己管理=セルフケアをすることができます。
セルフケアは、一生、自分でしなければいけない大切なことです。片付けのスキルを磨くことは、セルフケア能力をも高めてくれます。
片付けることは、自分らしく生きること。
片付けは、お気に入りのモノや空間、人間関係で身の回りを整えること。そしてそれによってもたらされる充実した時間を過ごすためにすること。
片付けのスキル=「自分にとって本当に必要なものを選び、管理する能力」を持つことで、他人に流されることなく、モノや人間関係も時間も自分独自のものにしていくことができます。
自分の好きを選び続けることは、自分にしかできないことです。それを徹底することで、自分の好きなものや、人間関係、時間に囲まれ、本当の自分を知り、自分らしく生きることが出来るのです。
自分の資源を磨き続ける。
資源というのは、友達や家族、優しさといった性格、絵や文などを創作する才能などといったものです。
信じられないと思うかもしれませんが、水が川から海に流れるように、風が気圧の低い方に吹くように、運気は余白スペースに吸い寄せられます。
良きもの”は、きれいな空間にやってくる
「場」は、エネルギーの発信源です。いいエネルギーはその場にいる人に作用し、その人をやる気にさせたり、幸せな気持ちで満たします。それが次々と伝わっていくことで、人にも環境にもプラスのスパイラルができあがるのです。
ミやガラクタ、汚れなどからは「迷い」のエネルギーが発生します。そんなエネルギーがある場所にいると、いつもざわざわと雑音に包まれているような感じで、直観も鈍くなります。でも身辺がスッキリと整理され、磨き上げられると、その人自身の直観力も一緒に磨かれていきます
脱皮できない蛇は死ぬといわれるように、捨てることのできない人間も生きる力が弱ってしまいます。「やる気」や「希望」といったパワーが湧き起こりません。
余分なものを捨て、清潔でゆったりとした空間に身を置いてみてください。「彼(彼女)がほしい」とあせることもなくなり、自分らしさや品性、落ち着きがにじみ出てきます。
心に余裕が生まれるので、人を幸せにしたいという気持ちが高まり、それが波動となって周囲の人に伝わります。
この世のすべてはエネルギーを持っていて、しかもそのエネルギーの流れは、ひとつに繋がっています。
あなた自身の心と体の流れ→部屋の流れ→家全体の流れ→住んでいる地域の流れ→日本全国の流れ……というように、お互いに影響し合いながら流れを生み出しているのです
棚の上やたんすの裏にたまったホコリは、私の心の疲れを表わし、汚れでくもった窓ガラスは、周りの人に対する愛情のなさを物語っていました。まずは、新しい自分になるため、荒れ果てた自室から多くのものを捨てました。特に、ここ二年ほどためっぱなしになっていた仕事に関する資料をごっそりと。
そうして捨てていくうちに、見失っていたものに気づきました。それは自分に対する愛情であり、家族に対する愛情でした。気づいたときには、涙が止まりませんでした。