普通に生きていると、モノはどんどん増える時代。 「新しいモノは撃退する」という覚悟を決めて生きる。
「掃除能力に合った家」で、しっかりエネルギーをためておきたい
住む人を元気にするのは｢素敵な家｣ではなく｢キレイな空間｣だから。
片づけは単なるモノの片づけでも、キレイに収納することではなく、人生をよりよくするスキル
片づけは人生の目的ではありません。しかしモノの整理をすると、時間や人間関係も整理されます。片づけは多方面の悩みを解決し、人生にゆとりを生み出してくれます。
「自分が心地よい空間をつくること」。なぜ片づけが大切なのかというと、いい人生は心地よい空間から始まるものだからです。つまり片づけとは、ワクワクする未来を呼び込むものなのです。
血栓ができると血液の流れが止まってしまうように、生活空間にモノがあふれていると、人生の流れが悪くなります。モノには、過去の記憶や感情がこもっていますから、モノがあふれると未来が流れ込む余裕がなくなってしまうのです。
「部屋を片づけたくても、モノが多くて片づかない」と言う人がいますが、それは人生が過去でいっぱいになっているということ。過去でパンパンになった人に、よい未来は来るでしょうか。自分の過去の中から、大切にしたいものだけを選び取り、余白をつくっていきましょう。余白がなければ、よりよい人生、未来を呼び込むこともできません。もう必要ない過去のモノに囲まれていると、自分の可能性を狭めてしまいます。モノを捨てて、余白をつくるわけです。
片づけは、行動力を上げるのにも役立ってくれます。寝る前に片づけをするのも、オフィスの机まわりを片づけて帰宅するのも、翌朝という未来への投資です。スムーズに身支度や仕事に取りかかれるため、行動力が上がります。
片づけが苦手な人は、そもそも片づけを実行していない、つまり経験値が少ないことが原因であることが多くあります
他人と比べるのではなく、大切なのは自分の価値観を基準にすること。スキルを磨く、家族関係を磨く、床を磨く……。自分と向き合って、大切なものを磨き上げていくことが、幸せにつながるのです。
自分自身をメンテナンスするためには、身の回りが片付いていることが大切です。
