幸福の持続を考えないですむためには、今日のこと、今ここだけに意識を向け、日々を充実したいものにしたい。
人は変わろうとする努力をやめた時、初めて変われるのだから。
自分の生き方は独自なものなので、誰か他の人の生き方を真似る必要はないと考えることができれば、自分ではない誰かに「なる」必要はなく。この私で「ある」ことで満足できる。
未来を考えずに、「今ここ」を生きることである。
人は幸福にならなくても 幸福で〈ある〉のなら、生き方も変わってくる。
今ここを生きればいいからである。
問題があろうが、病気であろうが、理想とは違おうが、今ここで供にいられることの喜びをふいにしてはならない。
いつか“何か”にならなくても、今ここで生きられることの幸福を噛み締めたい。
あわててはいけない。先に無限の時間があると考えて落ち着いていなければいけない。
人間はいつまで若いままなのか、と問われ
「自分の前に永遠があると考える限り」
と答えた。
いわば時間を超越して生きれば、いつまでも若く生きることができるだろう。
では、自分が老いていると感じる人は?
たぶん、彼らは永遠を信じていないのでしょう。
しかし、年齢を重ねることに意識を向けず、余命にもとらわれず、
今しなければならないこと、できることだけを考えて生きれば
人生のあり方を大きく変えることができる。