「月歪むにあらず波騒ぐなり」という歌があります。水面に映る月がゆがんで見えるのは波が立っているからです。月そのものはゆがんでいません。 私たちが出合う多くのことは空にある月のようなもので、それをゆがめているのは私たちの思い込みや欲などの波だというのです。
「結果がどうあろうと、やりたいからやっている」と覚悟する勇気をもつのです。執着を捨てた心で物事にあたったほうが、心はずっと穏やかでいられます。
「後悔の本質は、〝やってしまったこと〟や〝やらなかったこと〟にはありません。後悔の本質はやった時、やらなかった時に、心の底からやろうと思ったか、あるいはやめておこうと思ったかだけなのです」
目の前にやるべきことがあれば、結果を考えず、とにかく全力で挑戦する。あとはぼくたちの体と脳に染み込んだ40億年の知恵がどうにかしてくれます。
「神様の力で出会わされているのだから、頼れるときには頼りなさい。困ったときにすぐ相談しないと、後で取り返しのつかないことになって後悔しても、知りませんからね」
魂の成長は、生きていくなかで起きるさまざまな出来事についての判断を、自分自身で下し、人生を切り開いていくなかで起こる。
「理不尽な目にあわされるのは、それこそがその人に与えられた人生のテーマを見つけ出すためなのだ」ということです。その結果として命を落とすことがあったとしても、それは天寿を全うしたことになると思えたのです。
どん底のときには、よく「生まれてこなければよかったんだ」、「生まれてこなければこんな目にあうこともなかったのに」と考えてしまうものですが、この世に生まれてきたいと思ったのはあなた自身だから、この世にいます。
なぜ不況がやってくるのかですが、それは、「今までのやり方はもう通用しませんよ」というメッセージを伝えるためです。
「どん底」の状態にあっても、あきらめずに這い上がろうと努力することです。めげずに努力し続けていれば、そのうち、世の中が変わります。状況が変わります。
辛いとき、嫌なときは、とにかく時間が経つのが遅く感じられてなりません。
それは誰だって同じです。
そんなときは、今日一日をなんとか乗り切ることだけを考えてください。マイナスのことを考えそうになったら、さっさと「食べて寝る」のです。この繰り返しで月日は過ぎて、あっという間に十年なんて過ぎ去ってしまいます。
「時間は味方になる」ようにできているのです。