そうだ、食えなんだら食わねばいいのだ。病気なんて、死ねば治るんだ、と。

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すごいと幸せはそんなに関係ないのに

負けたくないとか
価値をあげたいとか
おいてけぼりになる不安とか

いろいろからんで

すごさの罠に陥る。

すごくなったら、なんかあるんじゃないか

すごい作品を作れば、、

すごい人間になれば、、

すごくなくてもだいじょうぶ。

しあわせとは関係ないから。

 

 

 

自分のことを
このままでいいと思うのは
結局、根性。



というわけで、落ちるのです。
すべてを手放して、落ちるのです。

人はだいたい何かにしがみついています。落ちるのが怖いから。
人であったり、環境であったり、地位であったり。

それらがなくても大丈夫になりましょう、ということです。
あってもなくてもOK。何にもしがみついていない、ということです。

 

 

 

たっぷりと休みをとって
やるべきことを、
減らしてのんびりしよう。
余白は本当にやりたいことに気付きを与え、
エネルギーが湧いてくるのを感じるだろう。

 


「40年間生き残るために意識してることはなんですか」
と訊かれて
「適当に手を抜くことだね」
と答えられていました。
「だって、必死だと圧迫感がすごいでしょ」

 

 


今から170年前、27歳で「持たない生活」の豊かさに目ざめ、
森で3年、自給自足しながらソローが考えたこと。

本書のタイトル通り、孤独を心から愉しんでいるのがよくわかる。
基調が明るくかろやかなのもいい。

・金もない。仕事もない。友もない。だから、すぐに旅に出られる。

・余分な富で買えるものは、余分なものだけ。

・楽しみにお金のかからない人が、最も幸福。

・人間は、自分の作った道具の道具になってしまった。

・機械のように働かない。人間らしく生きるため。

・頂点を目指すうちに、自分が自分を奴隷にする奴隷監督になっていく。

・「みんな」という言葉に惑わされてはならない。「みんな」はどこにも存在しないし、「みんな」は決して何もしてくれない。

・誰にも出し抜かれない生き方がある。それはゆっくり歩くことだ。

・ 人間のすべてを耕してはいけない。森を残しておけ。

・春という季節は、すべてを一度許すために巡ってくる。

 

 


「食えなんだら食うな」「病なんて死ねば治る」。
目次を見ただけで、ガツンと頭を殴られるよう。
いかに自分が欲望にまみれていて、いつも弱気でいるかを、思い知らされる。

明日何を食べようか、明日何を着ようか。あそこが痛いここが調子が悪いと、いつもそんなことで思い悩んでいる。そういうひ弱な心を、関大徹が叩っ斬る。その衝撃で目が覚めて、徐々に光がさしてくる。…そうだ、食えなんだら食わねばいいのだ。病気なんて、死ねば治るんだ、と。