引き寄せ

おもしろおかしく生きろ!

f:id:rockmanlife123:20180419110933j:image

エイブラハムに出会ってから5年。
自分なりに引き寄せを実践した(つもり)結果、振り返ってみると「叶ったこともあったし、叶わなかったこともあるなあ」という感想です。
叶ったことははエイブラハムを知らなくても叶ったのかもしれないし、引き寄せが本当にあるのかと聞かれれば、未だに「良く分からない」です。
中には偶然とは思えない思えない幸運も何度かありましたが、願ったことが思い描いたそのままの形で叶うことはあまりなく、たとえば「給料が上がって欲しい」と願っていると、いつの間にか別の理由で経済状況が好転しているとか、そういうことはありました。
ただ「給料が上がること」を願っていたので、自分では願いが叶っていないと思っていました。
だから「紅い蝶」を願って、ほんとに紅い蝶が目の前に現れるみたいなことは滅多にないのですが、(それでも数回はありました。マイナーな芸能人の話をしていたら、滅多にテレビに出ないその人が、その瞬間テレビに出て来る、とか、くだらないことの方がそのままの形で引き寄せられました)
「お金」を望んでも「お金」は来ないけど、それで買いたいと思っていたものは、気づいたら手に入っているとか、そんな感じです。
それも引き寄せだとするならば、自分で成功したことに気づいていない引き寄せも多々あるのかもしれません。

叶ってないことに関しては「抵抗があるからだ」と言われればその通りだし、でも抵抗をゼロにするなんて普通の人間には無理だし、引き寄せが本当にあるとしても、コントロールして思い通りに成功することは不可能な気がします。
あの思いがこれを引き寄せたのだとか、紐付けすることもできないし、
引き寄せは、あると言えばあるし、全て偶然と言えばそう。
それが現時点の自分の結論です。

だから、「スピリチュアル」として引き寄せを信じて、「紅い蝶を願ったのに紅い蝶は来ない!インチキだ!」と思えば、何の役にも立たない本です。
だけど、スプーン曲げとか、空中浮遊とか、そんなものが出来たとしても、自分の幸福には何の関係もありません。
エスターが高次元の存在であるエイブラハムとチャネリングをしてる・・・とか、そんなスピリチュアルな部分は、人の耳に入りやすくするための「設定」だと思っているし、自分には本当でも嘘でもどうでもいいことです。

人が何かを引き寄せたい、と思うのは、幸せになりたいからで、「だったら先に幸せな気持ちになりなさい」というエイブラハムの言葉を実践した時点で「幸せになりたい」という本来の願いはもう叶っている。
その時点で引き寄せは成功しているとも言えますよね(屁理屈みたいですが)。

エイブラハムの書を、スピリチュアルではなく、哲学や心理学の書としてみれば、
自分ではどうにもならない現実、不治の病にかかってるとか、返せる見込みのない莫大な借金があるとか、そんな状況にいる人にとっては、
エイブラハムの言う「明るい思考」をする以外、今を生き延びる術なんてないのです。
そのような状況においては「すべてはうまく行く」と信じながら、事態が好転したり、打開策が見つかるのを待つ他ありません。
「自分には絶対解決できない」という現実だけを見つめていたら、死ぬしかないからです。
だからエイブラハムは「現実など見るな」と言います。
そして自分はどうにもならない(と自分で思い込んでいる)状況において、エイブラハムのその言葉に何度も何度も救われました。

過去と他人は変えられない。
他人は自分の幸福に関係ない。
自分のあり方だけは変えられる。
自分のあり方こそが世界そのものである。
だから自分が視界を変えるしかない。
絶望というメガネをかけるか、希望というメガネをかけるか、
幸せになることが目的なら、希望というメガネをかけるだけで目的は果たされる。

心理学、哲学、スピリチュアル、自己啓発、人それぞれのの耳には入りやすいアプローチで、色んな人が同じことを説いています。
大人気の「嫌われる勇気」も、本質的には同じことを言っているように思えます。

引き寄せがあるかどうかは未だに分からないし、コントロールも出来ないので、具体的なものを願って引き寄せようとすることは、あまりしなくなりました。
でも幸せに生きるための哲学書としては、やはり何度読んでも、パワーを感じてしまいます。
丸きり信じているか、と言われたら、そうじゃないけど、もし不治の病の友達がいたら、自分が死んでしまうという現実だけを見つめないで、この本をプレゼントしてでも、前向きになって欲しい。
別に他の本でもいいんだけど。今生きてることを、楽しんで欲しい。それがこの世に居る目的なんだから。

自分が理解していない、もっと深い人生の秘密があるのかもしれませんが、エイブラハム5年目の感想としてはそんな所です。
また実感が変わったらレビューを書きます。

 

 


一貫して書かれているのは、

 「引き寄せの法則」をしっかりと理解しなさい・どんなときも自分の「望むこと」に意識を向けなさい だと思います。そして印象的だったのが、幸せな気持ちでいなさい・望みが現実になると信じて、期待しなさい  です。

引き寄せの法則」とは「それ自身に似たものを引き寄せる」ということで、自分の思考や感情が磁石だと思えば分かりやすいと書かれています。それは、絶対的な「法則」であり、いつ・どんなときも、私達は自分が意識を向けたものや、思考や感情を磁石として、それに似たものや出来事を「引き寄せて」いる。例外はない。
だから自分の望みや好むことに意識を向けなさい、と繰り返し書かれています。 そしてその時に大切なのは、幸せな気持ちでいることと、強い感情を向けること、欲して期待することです。(『』内の文は本文中より抜粋)

―『幸せでいることには非常に大きな価値がある。なぜなら、幸せな気分でいなければ望むものを引き寄せられないからだ。不幸な気持ちでいたり、何の感情も覚えないでいたのでは引き寄せの力は働かない』
そして強い感情が大切なのは、『感情を伴う思考がなければ宇宙の力にはつながらない。感情が存在するとき―それが前向きでもネガティブでも―宇宙の力につながる』からで、『強い感情を伴う思考は磁力が強い』からです。
そして、『あとは、それを欲していれば―そして欲求実現まで(願いがかなうと)期待し続ければ―希望はかなう』

「創造のワークショップ」と言って、毎日15分から20分、自分の望む状況や出来事に意識を向ける方法も紹介されているのですが、これはおすすめです。毎日、理想の自分に意識を向ける時間を持つことは、とても大きな意味があると思います。続けていけば、ポジティブなことや望むことを考える習慣ができます。それが習慣になれば、「引き寄せの法則」によって、人生によいこと・望んだことの実現が増えていくと思います。そうすればますます、理想の状況を引き寄せられるようになって、人生が楽しくなると思います。

―『わたしたちはあなたがたに自分の価値を知ってほしいと思う。それがわからなければ、本当はあなたがたのものである宝物を引き寄せることはできない。自己を高く評価できなければ、当然受け継ぐはずの間断ない喜びを自分に否定することになる』 自分で自分に幸せになることを許してあげないと、幸せを引き寄せられない。「自分には価値がない」と思いながら幸せな状況を引き寄せられない。だからこそ、「自分には素晴らしい価値がある」と気付くことからはじめるのが、とても大切だと思いました。