書 虚しさ

満たされている状態をデフォルト値にする。

「ない」のが初期値のままでは、何を足しても「ない」ところに戻ってくるだけの人生が続きます。

大勢の人に向けて発信することを本来の目的にしてしまうと、結果的に何も満たされません。つかみ系の人生は、むなしさを生みやすいのです。

外的要因に影響されると燃え尽きる。
満たされていると緊張もしない。

達成が過ぎた瞬間、むなしさが生じて、それを埋めるためには、また別の達成を求めるようになります。

仕事に期待値をかけない。分散的に生きる。

あとは準備を万端にしすぎない。

ここに行きたいという目標も完成形もありません。


ある瞬間に向けて、気を張っているわけではなく、気がちょうどいい状態をキープしています。


いい距離感が肝心。むなしさを消そうとせず、強烈に満足感を求めすぎないこと。どちらかが強くなるほど、むなしさは立ち上がります。

「そういえばむなしいかも」「考えてみたら満たされている」ぐらいの状態を、良いバランスで保っているのがベストな状態です。

 

作曲家のひと
「なんにも背負わないで、無邪気に書くと、詩が降りてくるの」といってた。


明確な目標に執着して、本当に自分がたどり着きたい幸せについて考えない。
このような人は意外に多いように感じます。

チューニングの作業が楽しければ我慢ではないし、苦しければとっととやめましょう。
我慢しないでやっていたら、たまたま期待に応えられる結果が出た。そのように生きることも可能です。


毎日やっていること、会社の外でしている日常を、楽しみで埋め尽くしてみてください。

楽しみは磁石なので、ひとつが楽しくなれば、連鎖的に楽しい環境は広がります。やがて仕事ぜんぶが楽しくなるでしょう。


素晴らしい未来がほしいのであれば、いまを楽しむこと。

 

頑張らないチューニングと、欲しいものへの設定を変えること。
頑張っちゃうと肩が凝るだけなので、がんばらないように。
リラックスして楽しんで書いてください。
がんばって書いていると、うまくいかない結果に納得できず、むなしさが現れます。そうじゃない。

 

過去の延長線上に、いまを置いているわけではない。

 

選択の問題は、どっちでもいい。
問題は、捨てるか維持するかではない。マインドが切り替わらないと、何を選んでも行き着く先は同じ。いい選択をしたから幸せになれる、というわけではないのです。


条件ではなく楽しくなるほうへ。


思い切って競争をやめたら成績は伸びる。

プレイそのものを楽しむ。


無理をせず感覚に任せる。

なんとかしようとしない。


大事なのは、バランスチューニング。
幸福値がちょうどいいところに満たされるポイントに意識を調律させていくこと。
そのコツは、力を抜くこと。

波に身を任せる体感を利用してください。
世の中の流れは、風や波と一緒。
身を任せていったほうが、想定していたよりも遠くにいけます。

自転車とペダルと娘の話。


夢幻泡陰・・・世のすべての物事には実体がなく、ただ儚いものである。

むなしさにも幸せにも実体がなく、儚く意味がない。だから、過去のことや未来のことにとらわれず、「いま」を大切に、精一杯楽しんでしまえばいいと思います。

 

そして、あえての「捨」なのだ。また進む。