運命に耐えるのみ、辛み。

・欲望は怒りやストレスの原因になります。希望をもつことでさえ、ストレスにつながってしまうことがあるのです。たとえば癌で亡くなった僕の友人がいるのですが、僕が彼を見舞いに行ったあるとき「何が一番しんどい?」と聞いたら「新しい治療法を試してみないか、といわれたとき」と言っていました。「死ぬことを受け入れて残り少ない人生をまっとうしよう」という、すごく静かな心になっていても「これやってみないか」と勧められると、どうしても欲が出る。欲が出ると心が乱れてしまう。「救われるかもしれないよ」ということだけは言われたくない、という彼の言葉は今でも忘れられません。

 

人はいずれ死ぬ。肝に命じておきたい。いつか絶対、必ず死ぬ。さて、そんななかどうするのか?


なんかもう、なんも考えなくていいや。めんどくせ。ダメになろう。

 

どれほどの孤独と虚無を味わえば、終わるのだろう。
耐えるしかないのだが。
つらみ。
今はもうない町の風景になぜこれほど。