人生うわっつら。
夢中で生きる。
なんとなく楽しんでいたら、いつの間にか成長していた。
進むべき方向などない。ましてや目標や夢なんてものはない。
ただ、なんとなく楽しんでいたら、いつの間にか成長してしまっていた。そんな、ゆるゆるな成長論です。
「がんばっていきましょう」と唱える人からは、「何をふざけたことをいっているんだ、こいつは」と言われることでしょう。
おっしゃるとおりです。でも、もし、今までそう思って必死になってやってきたのに、思うような結果が出ていないとしたら、ちょっとだけ耳を傾けてみてください。
今の自分のままで、なんとなーく、ゆるゆる、ふわふわと楽しんでいたら、いつの間にか、ここにたどりついていた。その場所は、びっくりするくらい居心地がよくて幸福感に満ちていた。そんな「なまぬるい」世界です。
成長しようとがんばることを、やめてしまう。とそこから思いも寄らぬ成長が、始まります。
「成長に対する執着」を手放したときに、思いも寄らぬ成長が手に入るのです。
「自分には何かが足りない」というのは、はっきり言って、あなたの勝手な思い込みです。「自分はすでに十分足りている」と気づくこと。
「あっ、自分はこれでいいんだ」と。
がんばらなくちゃと思うほど、身近なことがおざなりになって、大切な人をちゃんと大切にできなくなっていく。こんな状況は、どこかおかしくて、本末転倒ではないか。
まだまだ、と思ってやってきたけど、今の自分でも、そんなに悪くない気もするし・・・。
がんばってやってきて、今、こんなもの。・・・なら、こんなもので、もう、いいんじゃないか?
と思ったわけです。
「今の自分でいいことにしよう」「よくもないけど、そんなに否定するほど悪くもないぞ」と。そう思えた瞬間、急に気が楽になり、人生に対する姿勢が一気に緩みました。